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好きな自動車たち〜スマート・ロードスター&シトロエンCX

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ミッションさえ普通なら〜スマート・ロードスター

photo by WillVision

 

2003年にスマート一族のスポーツカーとして登場したスマート・ロードスターは、非常にスタイリッシュなボディを持つ魅力的な車でした。それまでのスマートが、寸詰まりのユーモラスなボディを持つ「三枚目」的キャラクターの車だったのに対し、一転、このロードスターは、ハンサムなデザインを持つ「二枚目」へと大変貌を遂げました。この車が果たしてスマートの名に相応しかったかどうかは別として、デザインの秀逸さは認めざるを得ませんでした。カブリオレ、クーペ共に、トリディオンセーフティセルを採用しスマートとしてのアイデンティティを保持しながら、盛り上がったフェンダーラインが如何にもスポーツカーらしい雰囲気を醸していました。フロントマスクは、意図的にフレンドリーな雰囲気を持たせられていましたが、精悍さも十分兼ね備えていました。

ボディ・サイズは、日本の軽自動車規格で造られたダイハツ・コペンより一回り大きい程度のものでしたが、実際のサイズよりずっとマッシブなイメージがありました。デザインの方向性は、丸みを帯びた愛嬌のあるコペンとは好対照で、恐らくスマート・ロードスターに一層スポーツカーらしい雰囲気を感じたファンも多かったものと思われます。パフォーマンス面では、僅か700ccながらベースモデルで82馬力、ブラバスになると101馬力を発生し、800kg少々の軽い車体には必要十分なものでした。コペンが、軽自動車故の自主規制の縛りで64馬力に抑えられていたのに比べ、大きなアドバンテージになっていました。(コペンも、アフターパーツでブーストアップを図ると80馬力を超えますが)

ただ、多くの点で魅力的なスマート・ロードスターの最大の弱点が、ギクシャクし勝ちなシングル・クラッチ式AMTでした。個人的にスマート・ロードスターに食指が動きながら、結局手を出さずじまいで終わった理由は、ひとえにこのトランスミッションの問題があったからです。既に次期スマートが発表されていますが、是非ともロードスターを復活させて欲しいものです。次期スマートはDCTなので、完璧なロードスターが完成する筈です。

 

偉大なる宇宙船の後継車〜シトロエンCX

photo by nakhon100

 

既に旧態化したDSの後継車として1975年に登場したCXは、引き続きシトロエンらしい独創性を備えた車でした。DSがデビューした時程のエキセントリックさはなかったものの、GSを二回り程大きくしたようなボディは、同クラスのどのライバル達にも似ていない個性的なものでした。それは、前から見ても横から見ても、どの角度から見てもひと目でシトロエンの車である事がすぐに分かるものでした。そして、ボビン式のメーターなど、インテリアにもシトロエンらしさが十分にありました。

その後プジョーの傘下に入り、個性が薄められてしまった事を考えると、CXは最後の真性シトロエンと言えるかもしれません。ボディサイズは、当時としては大柄なものでしたが、ベースモデルのサイズは全長4.65m、全幅1.77mと今日の水準からすればDセグメントの標準値に過ぎず、取り回しで苦労する事は少ないと思われます。エンジンは、初期のモデルはシトロエンの御多分に漏れず、唯一時代遅れなOHV4気筒でしたが、後にOHC化やターボの装着などにより、車体の魅力に追いついて行きました。

ただ、日本にターボ付きモデルが正規輸入されなかったのは、残念な事です。このCXの中古車は、200万円前後の物が多く、意外と安価な印象があります。しかし、その分丁寧にレストアされている個体は少なく、良い状態の物を探すのは難しいかもしれません。現在もマニアに珍重されるDSなどと比べ、相対的に個性がやや弱いので、マニア御用達車とはならないのが影響しているのでしょう。

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